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秩父路に旅あれば味あり。
山の幸に季節の旬、地場の素材にこだわった味わいは懐かしくて新鮮です。山間の暮らしにねざし、今に伝わる素朴で滋味あふれるお料理の数々。
秩父ふるさとの味をおもてなしの心と共にお召し上がりいただけます。



◆かて飯
秩父ではお客様が訪れると、「おもてし」の食事として作りました。手近にある材料で甘酢の優しい温かい味に仕上げお客様をもてなしました。

◆つとっこ
秩父地方では「つとっこ」または「つつっこ」と呼び、野良仕事のおやつやお弁当として親まれてきました。一見「ちまき」によく似ています。栃の葉で、もち米や小豆をつつんで蒸した郷土色豊かな味わいです。「つつんでつくった物」、「包みっ子」が「つつっこ〜つとっこ」になったと言われているそうです。

◆蕗みそ
春の訪れを感じさせてくれる一品。きれいに洗った「ふきのとう」をさっとゆがき、刻んでおきます。油をひいて細かく刻んだ「ふきのとう」と味噌、砂糖、みりん、お酒を入れて炒めてできあがり。おにぎりにつけたり、田楽にしても美味しい。




◆きゅうりの酢のもの
夏の暑い時期の料理として食卓によくあがりました。また結婚や葬儀など昔は家出行い大勢の人が集まりました。必ず酒や料理が付き物できゅうりの酢のものはさっぱりとして箸休めにおいしいものでした。大皿に盛り、皆で取り分けて食べました。

◆冷や汁
秩父地方では食欲のない暑い夏に、うどんや冷やご飯に薬味をふんだんに使った冷たい味噌味の汁をかけ、食べるのは最高のごちそうでした。家によって薬味が異なります。また山間地域はご飯にかける家が多く、また汁だけ飲む家もあり様々。

◆秩父おなめ
大豆と麦を主原料とし、麹菌の酵素の力によって醸造されるおなめは私たちの体に大切なタンパク質が吸収しやすい栄養食品として珍重されています。キュウリ、ショウガ、ウドなどに添えてお酒のお判に、ご飯にのせたりお茶漬けにしたりと、用途が広い食べ物です。




◆えびし
戦国時代に保存食として古くから作られたものです。終戦頃までには結婚式の食膳を飾ったものです。正式には「柚餅子」と呼ばれたものですが、これが訛って「えびし」となったとも云われています。

◆ぺらぺら汁
寒い時期にこれを飲むと体が温まります。秩父で昔から採れる農産物で食感が「ぺらぺら」したものを使うことからこう呼ばれているようです。

◆かて飯
秩父ではお客様が訪れると、「おもてし」の食事として作りました。手近にある材料で甘酢の優しい温かい味に仕上げお客様をもてなしました。

◆秩父路のねぎぬた
日常食で作る他、自宅で催した結婚式や葬儀、法事などの人寄せ料理として大皿に盛り、集まった人々をもてなしました。




◆おっ切り込み
秩父地方に古くから伝わるうどんです。具だくさんの野菜や生うどんを煮込んだもので、冬の寒い夕食によく食べられました。おっ切り込みはきのこと冬野菜をたっぷり使い、麺は硬ごね、幅広、厚めです。地粉のおいしさが引き立つ料理です。

◆呉汁
秩父地方に古くから伝わる汁物。具たくさんの野菜とすりつぶした大豆を煮込んだもので、秋から冬によく食べられました。野菜の味を大豆の甘味とまろやかさが包み込む、心地よい味です。栄養価も高く後世に伝えたいふるさとの味のひとつです。

◆柚子巻き
昔は正月料理として欠かせないものでした。柚子の皮をむき、千切りにしたものを芯にして一日以上干した薄切り大根で巻いたもの。味付けは酢、砂糖、みりんなど。3日から1週間ほど置いてから食べます。

◆ずりあげ
茹でたてのうどんを器に受け、生醤油と薬味で食べます。薬味はねぎ、かつお節、なまたまごなどいろいろ。素朴ながらも誰がたべてもおいしいと評判の味です。大きな鍋から(うどんを)ずりあげて食べることからこのような名前がついたとか。

◆味噌田楽
良質な大豆と麦の産地、秩父の味噌に砂糖、みりん、お酒を加えて練り上げたものをこんにゃくや豆腐、中津いも等につけて食べます。時にはゆずやごま、しそなどを入れて田楽の様々な味をたのしめます。

◆しゃくし菜
正式な名前は「雪白体菜」といい秩父地方の方言で飯じゃくし(おしゃもじ)にカタチが似ていることからいつのまにか「しゃくし菜」と呼ばれるようになったそうです。秩父地方の冬には欠くことのできない保存食として一般的です。そのまま食べてもおいしいのですが、多少「漬けきすぎ」たものを油炒めにしたり、広い青菜の部分を広げておにぎりにしたりといろいろな味わい方があります。

◆つみっこ
小麦粉を練ったすいとんが入った汁物。盆地で寒い秩父地方の冬のメインメニューです。山の幸をいっぱい入れ、鶏肉をダシに煮あげ、のした小麦粉を手でちぎりながら鍋に入れて煮込みます。心も体も芯から温まります。

  秩父旅館業協同組合
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